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ep.194/ 日本食レストランで働く!

少し遅くなりましたが、Happy Lunar New Year, Chinese New Year!!

今年は2月1日が、日本語でいう旧正月でしたね。

日本では旧正月を祝うっていう習慣はありませんが、中国を初め韓国、台湾、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどに住んでいる皆さんはお祝いしましたか?

コロナパンデミックで例年のようなド派手なお祝いはできなくて少し寂しい年が続いていると思いますが、それでも家族で過ごしたり、New Yearらしい事ができていればいいなと思います。


私は日本にいた頃は旧正月を意識するなんてほとんどありませんでしたが、アメリカに引っ越して来て、

中国や台湾の友達ができたり、あとはアジアンマーケットとかに行くようになってからは、

目にしたり耳にしたりすることも増えました。

コロナが落ち着いたら、旧正月周辺にサンフランシスコとか行ってみたいですね。パレードとか色々なイベントとかやってるんですかね。


アメリカに来てから感じる日本に住んでいた時との違いの一つに、

こういう他の国の文化とかイベントごとに関心を持つようになったということがありますね。

旧正月はまだアジアのことなので、元々存在自体は知っていまたし、何となくイメージもありましたけど、

アジア以外の国のこと、特に私が住んでいるあたりではメキシコのそういった季節ごとのイベントやお祝いごとなどに触れる機会が多いのですが、Cinco de Mayo とかね、Día de los Muertosとかね。

知らなかったそういう文化に触れる事ができて楽しいなと思います。


一方、日本では節分でしたね。

皆さん、豆まきしましたか?

節分って各家庭によってどんな感じで豆まきをするかって違うと思うんですけど、

私が覚えている、私が小さい頃の我が家の節分は、

「鬼は外、福は内!」って豆をまくこともしましたが、

我が家の節分のメインイベントは、うちの父親が鬼のお面をつけて、電気を消した暗い部屋の中で、

お菓子とお豆、小さなお菓子ですね、チロルチョコとか小分けになっているお菓子とかを、

なぜかお父さんが「鬼は外、福は内〜!」と言いながら、まくっていう。部屋の中に。

部屋中にお菓子とお豆をまいて、

私とお姉ちゃんとお母さんがそれを拾うという、

謎の豆まきお菓子まきTimeがありました笑。


一通りまき終わったお父さんもその後拾うのに参加して、真っ暗な部屋の中、家族全員お菓子とお豆を探し回るという。

今思えば、これは正しい節分なのか?と思いますが、

当時の我が家では、年に1回の楽しいイベントでしたね。


近所のスーパーの駐車場とかで同じように豆だけではなくてお菓子もまくイベントを子供たち向けにやってたのを覚えているので、

たぶん我が家はそれを家でもやろうってなったんでしょうね。

でも、なぜ部屋を真っ暗にするのか、そして暗くて誰も見えないのにうちのお父さんは鬼のお面をしていたのかというのは今でも謎ですね。

同じように家の中でお菓子まきをしていた、もしくはしているよ!というご家庭ありますか?


あと節分といえば、恵方巻ですね。

皆さん、食べましたか?

私は、まぁ海苔は普通にあるので作ろうと思えば作れましたが、結局食べずに終わりました。

今年の方角は北北西だったんですね。

でも、私はランチに恵方巻と同じサイズ感のブリトーを食べたのでOKとします。


そう、アメリカでは、今「寿司ブリトー」なるものが存在していて名前そのままで、中に海鮮が入って白米で巻いてるみたいな。

もう要は巻き寿司ですよね。

お店によって違って、一番外側が海苔で本当に巻き寿司みたいになってるものとか、

トルティーヤで巻いてあったりとか、具材もレタスとか人参とかが結構どさっと入っててサラダ寿司みたいなやつとか、色々みたいです。

カラフルでね、なかなか映えそうですよね。

自分でも作れるでしょうけど、今度寿司ブリトー屋さんがあったら食べてみたいと思います。

日本には寿司ブリトー屋さんってないんですかね。みなさん聞いたことありますか?


ちょっと話が逸れましたが、

恵方巻って、なんか伝統的なものから、バレンタインと同じような位置付けで売る側の、企業のターゲットとなって、消費を促すような側面が大きいと感じることもここ数年ありますが、

ツイッター、インスタとかのSNSを見ていると、みんな思い思いに楽しんでいるから、いいんじゃないかなーって思います。

盛り上がるっていいことだと思いますよね。

そうやって盛り上がっていくと、ぶっ飛んだアイデアで、なんかめっちゃ新しい新感覚恵方巻!みたいなのも生まれるし、同時に原点回帰で今年は伝統的に作ってみよう、具材とか、方角とか各々にまつわる意味とかもしっかりと調べて、本格的な恵方巻を食べよう!みたいな人たちも多く出てくるでしょうし。

うん、やっぱりいいですよね。


今年は新年のスタートにおせちをしっかりいただいたので、

やっぱり季節のお祝いごととか、イベントごととかも意識して過ごしていきたいな、

楽しく盛り上がって行きたいなと思っています。



さて、今日のエピソードでは、

なんと私、Japaneseレストランでアルバイトを始めたんですよ。

そのお話をしたいと思います。




★日本食レストランで働く-その1

——————————

私、本当に最近なんですけど、Japanese寿司レストランで働き始めたんですよ。


きっかけは、まずは去年永住権グリーンカードを取得して公に働く事ができるようになったので、どこかで働きたいなーと思った事です。


タップダンスのインストラクターはやっていますけど、もう少し働きたいなーと思って、

このタップダンスのことについては、また別でゆっくり話したと思っているんですが、

生徒を増やしたいなーと思う反面、この夏に私たち夫婦引っ越す可能性が結構高いので、そんな引越しを控えている状態で新規で生徒さんを増やす事は良くないなーとか思ってて、

なかなかその、タップダンスのクラスを精力的に広げる事ができない状況なんです。


引越しを本当にするってことになったらお金もかかるし、

今年の夏は日本への帰国も考えているので、日本へのお土産とかもいっぱい買いたいし、逆に日本で自分たち用にたくさん色々買い物をしたいし、そう考えるとお金が必要だし、

更には、先日お話しましたが夫が病院に行って、さらにこれからも通院したりフィジカルセラピーに行ったりするということで費用もかかるし、それで仕事を早退したり休んだりってことも増えるでしょうから、

ここは、私も家計を助けなければ!と思いまして、

そういうこともあって働きたいな、と思いました。


カレッジのクラスも予定通り取っていて、タップダンスのスケジュールもあるので働ける時間が限られている中で、

私に何ができるかな、と考えた時に、

日本食レストランのウェイトレスはどうかな?と思いつきました。


前々から日本食レストランに限らず外食をすると、

「もう、アメリカの接客のクオリティは低いなあ」なんて文句を言っていて、

「このくらいのお店のキャパなら私1人で回せるわ!」とかいう大口を叩いていたんですよ。

と言っても、私の飲食で働いた経験なんて、学生時代にバイトをしていた居酒屋、イタリアンバー、バーくらいしかないんですけど、

それでも、日本人の接客に対する感覚を持っていれば、絶対良い接客ができるはず!と思ってですね、

で、以前の私であれば、ウェイトレスとかですら「英語が心配だから絶対できないー」なんて言ってたと思うんですけど、

今だったら、ウェイトレスならいけるんじゃないかなと思ってですね、

しかも日本食レストランだったらメニューだって知ってるし、日本食レストランで日本人がウェイトレスしてるんですからね、少々英語がブロークンでも許してくれるだろう…みたいな考えもあり、

まぁできるだろう!と思って、やってみたいな。って考えていました。


私の中でのイメージとしては、

できるだけオーセンティックな日本食レストラン、もしくは寿司レストランで、オーセンティックって日本語でなんていうんですかね、

本格的っていうか、あまりアメリカに染まってない感じの、

できれば日本人か日系人がやっているレストランで、

お店の大きさもそんなに大きくなくて、こぢんまりとした、でも美味しい料理出しますよ、みたいな。

で、ウェイター、ウェイトレスもアジア系の人が働いていて、みたいな。

そいういうレストランがいいなーと思っていました。


家からそんなに遠くないところに思いつくレストランが2箇所あって、

まずは1軒目に電話したら、次の日に履歴書をお店に持ってきて。と言われて、持って行きました。

私知らなかったのですが、どうやらちょうどインターネットでスタッフ募集していたみたいだったんですけど、

サーバーではなくてキッチンスタッフを探していたみたいで、

私の希望とは合わなかったんですが、まぁでも「キッチンでも、雇ってもらえるなら頑張ります。」と言ってひとまず履歴書を渡してきたんですが、その後、連絡はありませんでした。


もう1軒にも電話してみたんですが、ウェイトレス希望って伝えたら「今は寿司シェフしか募集していない」って言われました。

なんか風の噂で、今飲食店はどこも人が足りてないから、すぐに仕事見つかる…なんて聞いていたので、

あれ、思っていた感じと違うなぁ、ウエイターウエイトレスは人気なんだなーなんて思いつつも、

寿司シェフの経験はないんですが、もしも雇ってもらえるなら、どのポジションでも大丈夫です!って事を伝えたところ、

次の日にマネージャーの人から電話がかかってきて、とりあえずインタビューに来てくれ、ということになりました。


インタビューでは、本当はウェイトレス希望で、日本でのみだけど一応昔経験があるってことと、

日米両方でお寿司もですし、飲食のキッチン経験すら全くないけど、

でもお寿司や日本の料理であれば馴染みがあるから、もしも雇ってもらえるならやります、という事を伝えました。

マネージャーからは、基本的な事ですね、アメリカに来てどのくらいとか、家族構成とか、

あとは一応簡単ですが履歴書を持っていったのでそれに関することとかを少し聞かれました。


結果、とりあえず寿司シェフのポジションで雇ってもらえることになりました。

まずは平日の夜シフトに入ってトレーニングをしようという話でした。


いやー、私が寿司シェフか、やばいな。大丈夫かな、

なんて思っていたんですが、

その後また連絡があって、お寿司ではなくてキッチンの方に人が必要になったんだけど、キッチンでも大丈夫かと聞かれて、

寿司シェフポジションにドキドキ心配しつつも、ちょっとお寿司作れるようになったらカッコいいかもって思っていたので少々がっかりしつつも、

働けるのであれば!と思ってOKしました。


ということで、

日本食レストランのウェイトレスになって、私の接客スキルをアメリカに見せつけてやろうという当初の予定とは異なり、

同じ日本食レストランではありますが、キッチンスタッフとして働くことになりました。


続きます。



★日本食レストランで働く-その2

————

初日、火曜日の夜のシフトに入ったんですが、

まず大きく想像と異なる事がありました。


出勤してきたスタッフたちが、みんな若い。

主にサーバーの子たちと、お寿司スタッフの子たちなんですが、男の子も女の子も若くて活気があって、

そしてアジア人が誰もいなかったんですよ。

ちなみに、マネージャーというかオーナーですね、面接をしてくれたのは韓国系アメリカ人の方だったんですが、

勝手なイメージで、日本人でなくても、アジア系の人たちがたくさん働いているって思い込んでたんですけど、

全然いなくて。

しかもみんな若くて、なんていうんですかね、コミュニティというかグループが出来上がってる感じで、

みんなでワイワイ働いているみたいな。

なんかわかりますか、若いスタッフがたくさんいる居酒屋みたいな雰囲気。

スタッフみんなで青春しています!みたいな。

伝わるといいですけど。

イメージ的には、日本食レストランのスタッフ人たちってのんびりしているような穏やかな、もう本当に私が思い込んでいただけなんですが、

実際は活気があって、結構テキパキ動いていて、良い意味で驚きました。

ちょっと、この中に私おばちゃんが1人新人ウェイトレスで入るのはキツかっただろうな…と思ったので、

まぁ結果的には良かったのかもしれません。


そして、キッチンスタッフは、3人いたんですが、

みんなメキシカンのおばちゃんだったんですよ。

そして、基本スペイン語!

ヒーーーー。

英語も少し話しますが、本当に少し。


その3人っていうのが、

天ぷらを基本的に担当しているマルガリータさん、

それ以外の料理を担当しているグリスさん、

それに主に洗い場を担当しているマリセラさんが、調理場に基本的に毎日いる主要メンバーだそうです。


私はグリスさんに色々教えてもらったんですが、

基本やりとりが英語の単語とあとスペイン語なんですよ。

ただでさえ初日でドキドキしているのに、スペイン語をたくさん浴びて脳味噌が疲れました。


野菜を切ったり、鶏肉を切ったりとかの準備系のこともしたんですが、

調理についても頻繁に注文が入るメニューの作り方を実際に作ってるのを見せてもらいながら教えてもらいました。

私はメモを取りながら、聞いていたんですが、

焼き餃子、チャーハン、うどん、あとスパイシー枝豆など教えてもらいました。


で、ここからですよ。そして衝撃だったのが、

1回説明してもらった後に、同じメニューのオーダーが入った時に、

「Gyoza, remenber? Okay, you cook!」って言われて、私が作ったんですよ。お客さん用のやつを。

その後も、教えてもらったメニュー、スパイシー枝豆、チャーハン、うどん、を私が実際に作ってお客さんに出しました。

初日ですよ。ありえます?


調味料の量の加減とかが心配なので、毎回チェックしてもらいながら作ったんですが、

基本的に放置で、自分から「ちょっとチェックしてください、por favor.」って言わないと他の作業をしてたりするんで、ドキドキしました。


そして、平日の夜、火曜日だったんですが、平日の夜なのになかなかの忙しさでした。

平日だし、まぁ色々ゆっくり教えてもらいながら、少しずつ覚えて…とかなんだろなーなんて思っていたのに、

ずーっと基本的にやる事があって。

オーダーも今は店内での食事のお客さんもいれば、テイクアウトもいれば、Uber Eats系のオーダーもあって、

え、日本食レストランってこんなに人気なの?ってちょっと驚きましたね。


この初日含めてまだ3日しか働いてないんですけど、

別の平日の夜も忙しかったし、金曜日なんて、営業時間は4時間半とかしかないんですけど、大きな忙しさの波が2回もあって、

出勤3日目にして自分でいうのもなんですけど、めっちゃ即戦力だったと思います。私。

めっちゃ餃子焼いたし、スパイシー枝豆作ったし、チャーハンもうどんも作りました。

すごく忙しかったです。

キッチン火を使うから暑いし、想像以上に大変。


あれー、思ってたのと違うなー。みたいな。

大将とおかみさんがやっているような、こぢんまりとした日本食レストランを想像していたのに、

従業員全員フル回転ですからね。

まぁお店にとってはね、良い事ですね。

本当にこんなにJapaneseレストランに来る人いるんだーと驚いています。


大変なのが、チャーハンとか焼きそばとか大きな中華鍋、英語でwokですね、が重くて重くて。

1回作るとかならいんですけど、連続で注文が入ると、

煽るのがね、大変なんですよ。


基本的に私は左手でフライパンを持って煽るんですが、中華鍋を片手で煽ると、腕が死にそうになります。

キッチンの先輩のグリスさんは両手で持ってガンガン煽るんですが、私両手で持つと慣れてなくて煽れないんですよね。

でも、このまま片手でやり続けたらたぶん左腕が死んでしまうか、もしくは左腕だけムキムキになっちゃうので、

両手での煽り方を覚えなきゃですね。


あとはね、本当にびっくりするほど久しぶりの立ち仕事なので、

脚がめっちゃ疲れます。

ふくらはぎもだし、足の裏も。

仕事が終わる頃にはパンパンです。


長時間立ってるのに慣れてないし、ここ何年かで太ったし、私の体重を頑張って支えている足が悲鳴をあげています。


問題は、この仕事を始めて痩せるかどうかですね。

今年の目標はダイエットですからね。

そういう面では、動く仕事でいいんじゃないかなーと思います。

仕事、職場に慣れてきてつまみ食いとかを大量にしないように気をつけなきゃですね。


と、まぁ、気づいたらメキシカンのおばちゃんに囲まれて日本食を作るという仕事を始めることになっていました。

ふふふふ。

ちょっとなかなか私の人生面白いでしょ。


インスタグラムに今年のやりたい事をいくつかリストアップしていたのですが、

・飲食店で働く

・スペイン語の勉強

という2つが一度にできているという、なんとも効率の良い感じですね。

スペイン語については今学期クラスも取っているので、勉強したことを実際に使ってコミュニケーションを取れるという、理想的な環境でラッキーだと思います。


はい、ということで今日は最近日本食レストランで働き始めたことをシェアしてみました。

これからどんどん色々な出来事があると思うので、

またポッドキャストでシェアさせてください!


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